格ゲー初心者のためのGVBSR対戦入門 「詐欺飛び」とは?

目次

はじめに

おはようございます。

格ゲー初心者のためのGVBSR対戦入門では格闘ゲーム初心者が「グランブルーファンタジーバーサス ライジング」(以下GBVSR)で格闘ゲームの基本や対人戦での基本を習得できることを目的として作成されています。

 

今回は詐欺飛び(昨今では安全飛びとも呼ばれる)テクニックについて紹介します。

 

詐欺飛びとは

詐欺飛びとは

相手の起き上がりの瞬間にこちらのジャンプ攻撃の着地直前が当たるようにすることで、相手が起き上がりに無敵技を出した場合はガードすることが出来、そうでない場合はジャンプ攻撃を当てるようにすることが出来るテクニックのことです。

 

これだけだと何を言っているかわからないと思うので以下の動画を見ていただければと思います。

 

この動画の前半と後半でグランはどちらも「投げ→ジャンプ弱攻撃→着地後にしゃがみガード」と同じ行動をしていますが、前半ではジャンプ攻撃を相手にガードさせて、後半では相手が無敵技を出しているのにガードすることが出来ています。

なぜこうなるか説明するために下のような図を用意しました。

 

こちらの画像は先ほどの動画の前半部分のグランとジータの動きをざっくりとグラフで表したもので1メモリが1フレームとなっています。

 

 

上の画像ではジータは10フレーム目まではダウン中の無敵があり、11フレームからは無敵が切れガードが出来る状態となっています。

グラン側はジャンプ攻撃の攻撃判定が6フレーム目から12フレーム目まで出ているため11フレーム目で起き上がったジータにジャンプ攻撃が当たるというわけです。

 

そしてこちらは動画後半部分のグランとジータの動きをざっくりとグラフで表したものとなります。

グラン側の動きは変わっておらず、ジータ側は起き上がりに無敵技を出しています。

ジータの無敵技(中版ライジングソード)は1フレーム目から11フレーム目まで無敵で12フレーム目から攻撃判定が出るようになっています。

これによりグランのジャンプ攻撃は無敵時間により当たることはありませんが、ジータの攻撃判定が出るまでにジャンプが終了しているためグラン側は無敵技をガードすることが出来ます。

 

詐欺飛びのメリット

では詐欺飛びが出来るとどのようなメリットがあるでしょうか?

 

もし相手が詐欺飛びに引っ掛かり無敵技を出してくれれば無敵技をガードして特大の反撃を入れることが出来ます

GBVSRでは無敵技の硬直に攻撃を当てるとカウンター扱いとなるため(Uアビ版の無敵技は除く)キャラクターによっては通常時よりも高威力のコンボダメージが見込めます。

また、相手が詐欺飛び警戒して無敵技を出さなかった場合はこちらのジャンプ攻撃をガードさせることが出来るので、そこから投げなどのガード崩しに行くことが出来るということです。

 

詐欺飛びになる状況

ではどういった状況で詐欺飛びが狙えるのか。以下に例を挙げます。

 

画面端での投げ後。

 

アルティメット版の無敵技ヒット後。

 

奥義・解放奥義ヒット後。

 

多くのキャラクターでは(一部例外あり)上記のような状況で詐欺飛びが狙えます。

 

ちなみにほぼネタですが、壁バウンドした相手に近距離弱攻撃を数回当てた後にジャンプすることでも詐欺飛びすることが出来ます。 

 

詐欺飛びできるかの調べ方

詐欺飛びできるかどうかは、技を当てた後にジャンプして着地後の硬直差が-1F~-7F(無敵技によっては-13Fぐらいまで)の間に収まっているかどうかで調べることが出来ます。

 

例えばユエルの奥義はヒット後にジャンプして硬直差が±0Fなので詐欺飛びすることが出来ません(起き上がるのが遅くてジャンプ攻撃が当たらない)

 

また、先ほどネタとして挙げた近距離弱攻撃を数回当てるコンボの場合、ジャンプ後の硬直差は-7~-10Fほどですが、これは発生早めの無敵技以外は詐欺飛びできる数値となります。

(ほぼすべてのアルティメット版の無敵技は発生が8F、一部キャラの中版無敵技は発生が9F、多くの強版無敵技は発生が11F)

 

詐欺重ねとは

詐欺飛びと似たテクニックとして詐欺重ねというものがあります。

 

こちらは相手の起き上がり等に近距離弱攻撃などの技を重ねるというもので、しっかり起き上がりに重ねるのが難しく、発生の早い無敵技をガードできるようにするのは難しい(発生9Fの技は難しめ、発生8Fのアルティメット版無敵技は不可能)ですが、奥義・解放奥義の多くは発生が11~14Fと遅めに設定されているため、当たってしまうと大ダメージ&BPを失ってしまう奥義を食らうリスクを減らすことが出来るのと、詐欺飛びとは異なる状況で狙えるためこちらも有用なテクニックです。

 

例えば画面端コンボを決めた後に相手の受け身に合わせて弱攻撃を出すことで詐欺重ねにすることが出来ます。

他にも相手がこちらのアビリティ攻撃を受けて受け身を取らなかった場合にも狙えたりします。

 

詐欺飛びをやってみる

ということで実際に詐欺飛びをやってみましょう。

まず準備としてキャラクターを選択します。ここでは例として自分はユエル、相手はジータとします。もちろん普段使っているキャラクターを使っても良いです。

 

次に相手の設定でガード設定を「途中からガード」、ガード切り替えを「切り替える」にします。

 

そして反撃設定で起き上がり後の行動をランダム、アクション1を強版ライジングソード、アクション2をニュートラルに設定したら準備完了です。

 

準備が出来たら相手を投げてそのまま前ジャンプ入力を入れっぱなしにして前ジャンプした後、しゃがみガードを入力しながらジャンプ弱攻撃を出しましょう。

相手は投げられた後にランダムで無敵技かガードをしますが、無敵技はガードすることが出来て、何もしてこなければこちらのジャンプ攻撃をガードさせることが出来るはずです。

 

慣れてきたら

  • ・ジャンプ弱攻撃ではなくジャンプ強攻撃等に変えてみる
  • ・アルティメット版無敵技や奥義を当てた後からも詐欺飛びをやってみる
  • ・詐欺飛びのジャンプ攻撃をガードさせた後に投げや打撃などで攻めを継続する

などなど色々やってみましょう。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

 

詐欺飛びを使うことで相手の無敵技を誘って大ダメージのお仕置きを狙えたり、詐欺飛びからの攻めを展開したりすることができるし、詐欺飛びの知識があれば相手の詐欺飛びに対して無敵技を出してしまうことを防げます。

 

感の鋭い方はこの記事を読んでいる途中で「詐欺飛びだとわかっているならジャンプ攻撃をガードした後に無敵技を出せばいいんじゃ?」と思ったかもしれません。

ですがそれに対応する手段も存在しており、次回はそれについて取り上げる予定です。

次回:「連ガ下段」で相手を崩す

 

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